サクライロノセカイ/リリカルなのはなお話

えびえもん兼いかじゅんのブログです。リリカルなのはの二次創作などを書いています。

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続くか不明な小ネタ


コツリ、コツリ、爆音の中でゆっくりと足音が響く。

――それは、破滅への足音。破滅を導く鎮魂歌(レクイエム)

「くっ……ハァ!!」

それを否応なく聞いている一人の少女が、ボロボロのコートから十本のナイフ『スティンガー』を構え、勢いよく爆炎の中へ投げ入れ……凄まじい爆音を上げ爆発した。
投げた少女自身も、思わず身を庇う程の衝撃――だが、破滅の足音は止まらない。

「……っ」

無意識に、恐怖から後退る少女を嘲笑うかの様に……破滅をもたらす者がその姿を見せる。

白い羽衣が揺らめき、爆炎の中から現れた筈なのだが、それは汚れ一つ存在しない。

炎をバックに立つ彼女の姿はまさに――白の天使‐死神‐。今の彼女の瞳は、『ヒト』と言う存在を映していない。ただ、無感情に目の前の『モノ』を映し出す。

「そろそろ、つまらないオニゴッコは終わりにしましょう」

紡ぎ出された言葉は、終わりを示す物。どんな犯罪者だろうと畏縮させる絶大な殺気が、一瞬にして少女へと叩きつけられ少女は恐怖からか、ビクリと身体を震えさせまた一歩後退る。

それを見た天使‐死神‐は、ふぅ、とつまらなそうにため息を吐き、呟いた。

「貴方を作った人、大分物好きなのね。テロでも起こしたいなら、中途半端な感情なんて消した方がいいのに」

「ドクターを――!?」

「それで意気がってるつもりなら、この程度の殺気に耐えられる様にして来なさい、小娘」

なんと言おうとしたのか……それすらも忘れ、彼女が“この程度”と称する殺気に押し潰されそうになる。

そんな少女を見て、やはり彼女は何時もの微笑も見せずただ無感情に言葉を紡ぐ。

「まったく、レジィおじさんの依頼だから受けたけど、今までで一番価値の無い依頼だわ。選択する意思の一つ無い……そんな奴らを相手にしないといけないんだもの」

「意思の無いだと……!!」

「驚くようなこと? ただ作られ、作った人間にただ命ぜられるがまま、自分の意思もなく動く……まったく反吐が出るよ」

それを自覚すらしていない、その事実がさらに彼女を苛立たしくさせる。

――クダラナイ。こんな事を考えているだけで、ただの時間の無駄なのだ。

流れる様な動きで彼女が構えたのは、一本の短刀。それを見た少女が、刀の長さから距離を計る――それが無駄だという事は、理解出来る筈もなかった。

彼女の力の正体が解らない……いや、例え解ったとしても少女には“見る”ことすら不可能だろう。

「サヨウナラ――お人形さん」

――何故、興味もない『モノ』にそんな言葉を残したのか……それは彼女自身――処刑人(エグゼキューター)、高町なのはにも解らなかった。

「死せ――神殺鎗」

その刹那。少女には知覚できずに何かが煌めき――歪んだ物語が、加速した。













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気晴らしに書いてみた、続くかすら不明な小ネタ。続くとしたら、もう誰だかバレバレな少女の成長(精神的な)物語になるでしょう、多分
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  1. 2012/10/15(月) 21:58:32|
  2. 小ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

コレは……何だか必殺仕事人的な雰囲気ですね。

個人的には好きな感じで良かったです!
  1. 2012/10/15(月) 22:45:04 |
  2. URL |
  3. フルカスタム #G7LvmW4Y
  4. [ 編集 ]

>フルカスタムさん


必殺仕事人……ですかww まぁ、本編の時間軸のなのはがこれを常にやっちゃうと自分の腕ではただ無双するだけになっちゃうので、あんまり出来ないんですけどね(苦笑)

そういってくださると、凄く嬉しいです!! 感想ありがとうございましたm(__)m
  1. 2012/10/18(木) 02:40:53 |
  2. URL |
  3. いかじゅん #3/2tU3w2
  4. [ 編集 ]

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