サクライロノセカイ/リリカルなのはなお話

えびえもん兼いかじゅんのブログです。リリカルなのはの二次創作などを書いています。

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魔法少女リリカルなのはA's 通りすがりの魔法使い 第1話

「……で、結局どうするんですか?」

そう黙々と読書を続ける桜色の髪の女性と、感情の起伏が少ない表情で同じく黙々とゲームをカチカチカチカチ続ける栗色髪の少女に、現役中学生でシャーペン片手に宿題を片付けている少女――フェイト・テスタロッサは問い掛けた。
それに反応したのは、黙々と読書を続けていた女性だった。

「何がだ? お前が昨日の事を言っているのなら、私は別にどうこうするつもりは無い。第一、私達は厄介事に首を突っ込む為に来た訳ではないだろう」

「そうですけど――これ、社会化見学じゃなくて、ただのお泊まり会じゃないですか? それも長期間の」

「……間違ってはいない。が、文句ならおばあ様に言ってくれ」

鋭い瞳、桜色の髪をポニーテールに括った彼女――芳乃シグナムが、若干呆れを含みつつ言う。

そう、始まりはシグナム……そして、さくらの祖母である『悪戯好きの魔法使い』の連絡から始まった。

夏休み期間を利用した社会化見学、と言う名の長期間お泊まり会である。だが、かなりスケールがデカい。平行世界(しかも、自分と同じ存在がいる)への移動、広々としたアパートを借りて大々的なお泊まり会。で、介入したのはシグナムと、保護者役のさくらだけとはいえ、昨日のあの騒動だ。ちなみに、夏休みなのに冬の気候の場所で過ごす事には突っ込んではいけない。

「まぁ、おばあ様にとってはこれも予測範囲内なのだろうな」

「流石は、『悪戯好きの魔法使い』と言うことか」

二人の会話に、ヒョコっと台所から姿を現したのは艶やかな銀色の髪を揺らす、見た目は絶世の美女のと言う名が相応しいが、実は男なもう一人の保護者、旅の魔法使い……ジャンヌ・ダルクだ。

エプロンにお玉と、何処の主夫だお前はと言うツッコミはさて置き、ジャンヌの言葉に苦笑にも似た笑みを浮かべながら言葉を返した。

「昔から名前の通り、悪戯が大好きな人だからな。仕方がないさ――しかし、お前まだ課題が終わらないのか?」

「シグナムやシュテルと一緒にしないでください!! って言うか夏休み開始二日目で全部終わってること自体が可笑しいんですよ!!」

一気にまくし立てたフェイトは、呆れと怒りが含まれた表情で、若干息が上がっている。自分の名前が呼ばれたからなのか、ゲーム機の画面から目を離した少女――と言う割りには、高校生のシグナムと背が同じくらいなのだが――がフェイトに向かって、シグナムと共に言った。

「何を言っているのですか。ギャルゲーマーにとって、無駄な課題を1日で終わらせる事などデフォルトスキルですよ。寧ろ、半日で終わりました」

「なにその無駄なスキル!?」

「なに、昔さくら姉さんが『宿題は最初のうちに終わらせて、最終日に地獄を見てる友達を嘲笑うと良いよ』……と言っていたのでな」

「学園長さくらさん案外ドS!?」

わりかしどうでも良い(?)宿題スキルの原点と、フェイトの誉められても嬉しくない見事なツッコミスキルを披露した処で、台所に戻ったジャンヌを除いた三人の会話が別の話題になる。

「しかし、ずっと課題とにらめっこと言うのも気が滅入るだろう。息抜きにチェス――は、ボロボロで終わるから息抜きにならんか」

「ぐっ……ホントの事だから否定できない!!」

ダン、と机を叩いて悔しげに唸るフェイト。別に、と言うか決して彼女の頭が悪い訳ではない。寧ろ彼女は国語が少し苦手なだけで、中等部でもテストの順位は上から数えた方が早い秀才児だ。

が、如何せんシグナムが相手だと無理がある。前に遊びでチェスなどのゲームで挑み、片っ端からフルボッコにされたのは記憶に新しい。

ここでフォローを入れさせてもらうと、まさに相手が悪いとしか言いようがない。シグナムがもともと頭脳明晰なのに加え、実質的にシグナムを育てて来たのは、IQ180でアメリカの大学に飛び級で入り卒業し博士号まで持ち、彼女らの学園の主でもある天才学園長兼魔法使いにしてシグナムの姉、さくらだ。

もともと先生を目指していたせいか、はたまた元来の才能か人に教えるのが上手いさくらに育てられたシグナムは、必然的に頭も良くなる。彼女が物事を推理に例えて考察するのも、少なからず姉の影響があるのだろう……と、シグナムと時間を共にしてきた、学園の生徒会長は語っていた。

まだ悔しげに机を叩くフェイトに、シグナムは少し笑みを浮かべながら……何故かトランプのカードを取り出した。

「相手をする代わりに、さくら姉さんの教えを一つ語ろうか」

シグナムがトランプのカードクルリ、クルリと回し“表”のジョーカーの絵柄を見せ、それをテーブルの上に乗せた。そして、フェイトに向かって問い掛ける。

「フェイト、これは“表”か? それとも“裏”か?」

「え……表じゃないんですか?」

「正解だ。なら、これはどうだ?」

シグナムが手を切る様に振り、トランプのカードを半分回転させた。今度は、裏が表になった……まるで、“表”を隠すかの様に。

「えっと、裏が表になった……?」

「まぁある意味、正解だな。だが、こうも考えられないか? “表”と言う“真実”を、“裏”と言う偽装(つく)られたトリックで隠している、と」

「あ……」

そこまで聞いて、フェイトはなんとなくシグナムが言いたいことが分かってきた。要は、いつもの推理に例える癖なのだろう。

「幾ら廻そうとも、表は表だ。どんなに巧妙な裏(トリック)でも、どこかに必ず隠された“真実”がある。パズルの様にヒントを繋ぎ合わせ、隠された裏‐表‐を解き明かせ……これが姉さんの教えなのだが、理解できたか?」

「……なんとなく」

ちょっと難しい表情で、しかし“なんとなく”理解した表情で頷くフェイト。要は、偽装られたトリックに惑わされず、真実を導き出せと言うこと。

何でも良いが、ホント将来的に探偵事務所でも開くつもりなのではないかと、最近フェイトは思っていたりする。まぁ、その時は自分も一緒に探偵家業をするかも知れないが――

「――そろそろ、出てきたらどうです? 処刑人(エグゼキューター)いいえ、『出来損ないの魔法使い』」

「久しぶり、と言うべきかしら。殲滅者(デストラクター)いえ、『不屈の魔法使い』」

それぞれの名を呼び、それぞれの視線が交錯する。すっかり気を緩めていたフェイトが気付いた時には、彼女は既に部屋の中に侵入していた。

フェイトは驚き、シグナムは至って冷静に、いつの間にか戻ってきたジャンヌも冷静に、彼女を見つめる。

シュテルは相変わらず感情の起伏が少ないその表情で、そんな彼女と“瓜二つ”の女性は、ショートカットのシュテルとは違う長く無造作に伸ばされた、腰まで届く栗色の髪を揺らし、妖艶な笑みを浮かべた。

彼女の名は、彼女からすれば無いも当然なのだろう。だが、彼女と同じ構築体(マテリアル)はこう呼ぶ――処刑人(エグゼキューター)

「一応、訊いておきましょうか。今の貴方は敵ですか?」

「いいえ、と答えましょう。シュテルっち、今は夏休みでしょ? だから、それに合わせてあげようと思ってね」

「律儀な事です。それを言いに、私の所へ来たのでしょう?」

無表情が少し崩れ、若干呆れた表情を見せたシュテルに、出来損ないの魔法使いはただ笑みを浮かべ言葉を紡ぐ。それは恐らく、シュテルにしか理解できない物だ。

「そうね。まぁこの世界も面白そうだから、自由に行動したくってね……それでも貴方‐オリジナル‐以外に、私の願いを叶えられる人はいないでしょうけど」

「…………」

「ではまた、近いうちにお会いしましょう」

そう一方的に言い残し、“私の願い”の部分で珍しく表情を厳しくしたシュテルを敢えて無視して、出来損ないの魔法使いは一瞬にして消え失せた。彼女が残したのは、深い沈黙……それも、緊張感が解かれたフェイトのため息によって消え失せた。

「――ふぁぁ、なんであの人が……っていうか、結局なにをしに来たんでしょう?」

「アイツに敵意はなかった。ならば言葉通り、シュテルに会いに来ただけだろうな」

シグナムの言葉に、シュテルは静かに頷くことでそれを肯定した。彼女がどうやってこの世界に来たか……それは定かでは無いが、今の彼女からは“戦意”と言う物を感じられなかった。

――とはいえ、これは珍しい事では無い。彼方の世界でも、時折学園のメンバーを助け、時折シュテルと敵対し、またある時は自分に何のメリットもない人助けをする。

一見、掴み所のない人物に思えてくるのだが……シュテルには分かる。彼女も、何処か迷っているのだ。だが、それを頑なな迄に認めようとせず“願い”を叶えるために、シュテルに戦いを挑む。

今は戦うつもりは無い。しかし、いつかは決着を付けなければならないのだろう……。

(それでも……私は――)

「シュテル?」

ハッと我に返ると、自分を心配そうに見つめる長年の親友、フェイトが瞳に映った。どうやら、予想以上に思考に没頭してしまっていたらしい。心配をかけまい、と薄く微笑み彼女らしからぬ冗談を口にした。

「平気ですよ。はやてとユーノが、私がいない間に一夏の間違いを犯さないか心配していただけですから」

「そ、そう。冗談……じゃないみたいだね」

「えぇ、実際に想像したら段々とイラついてきました」

実際に想像してしまったシュテルにより、ギチギチギチと、片手に持ったゲーム機が地味に命の危機に瀕しているのをフェイトが必死に諌めるのを見ながら、シグナムとジャンヌがあっさりチェスの準備を始めていた。さらには、シグナムが火に油を注ぐ様な事を言う始末だ。

「まぁ、可能性的には無いとは言えんな」

「ちょ、シグナム!?」

「ならば、貴方の得意の“推理”で私達の行く末を予測してみてもらえますか?」

焦るフェイトを尻目に、シュテルは冷静にシグナムに言葉を切り返した。それにシグナムは、困ったように笑みをこぼして言った。

「前にも言ったが、私には“恋愛”と言う感情的な物は推理し難い。彼のシャーロック・ホームズも言っていたろう? 『恋愛は感情的なものだからね。すべて感情的なものは、何ものにもまして僕の尊重する冷静な理知と相容れない』……とな」

「なら、お前の場合は私の弟か?」

フフッ、と魔女の様な笑みを浮かべ、シグナムに追撃をかけたのは黙々と準備をしていた筈のジャンヌだった。相変わらず、ここぞと言うタイミングで介入してくる奴だな、と心の中で呟きつつ、シグナムも凛々しい表情に微かな笑みを浮かべ、チェスの台から黒のクイーンの駒手に取り応戦する。

「……そういうお前の相棒(クイーン)は、一体どこへ行ったのだ?」

「――ふんっ、いつもの気まぐれだ。すぐに戻ってくるさ」

相棒(クイーン)と言う単語を使い、妙な言い回しをするシグナムに強がって見せたジャンヌだが……何処か、寂しげな表情を一瞬見せたのをシグナムは見逃さなかった。

――やはり、似ているな。

無意識のうちに笑みをこぼし、シグナムは思った。この兄弟は、本当に似ている。強がって、弱い部分を見せまいとしている処も……でも、ホントは繊細で、寂しがりやな処も。流石は双子と言うか、なんと言うか。

「全く、早く素直になれば良いものを……」

「う、うるさいな。…………お前だって、私の弟相手に素直じゃないくせに」

「ぐっ――私とアイツは、別にそういう関係では無いし、私も意識はしていない!! ……筈だ」
切り返しからの切り返しに、シグナムがポーカーフェイスを崩して思わず叫んだ。まぁ最後の呟きを聞くに、叫んだ内容に自分でも自信が無い様だが。

(相変わらず、なんだなぁ)

(師匠の事になると、いつもの冷静なシグナムが崩れますね)

フェイトとシュテルにとっては、いつもの事らしく気付かれないようにため息を吐いた。明らかに互いが意識をしているのに、互いにそれを認めようとしないのだから困ったものだ。

が、そういう無駄な意地の張り合いをしているのに、無自覚な処はホントに無自覚なのだからめんどくさい。例えば、シグナムの首元に付いている鈴つきのチョーカー。これはジャンヌの相棒(クイーン)とは違い、来る迄は一緒にいたシグナムの主(キング)が、迷子になった時の為と強引につけた物。
迷子になった時の為、と言う建前を言っていたが……無自覚な本音は恐らく『貴方は私のもの』と言う意思表示なのだろう。いや、完璧に間違っている訳ではない。事実、シグナムは学園生徒会長たる彼の守護騎士だ。

そして彼女も、微妙な表情だったとはいえ受け取ってしまうのだから……無自覚バカップルとは、まさにこの事だった。

はてさて、シグナムの主(キング)はともかく、元からこの世界を訪れていたジャンヌの相棒(クイーン)はと言えば――

「じゃじゃーん!! リリィちゃん特製、ハヤシライスだよー…………って、今日も4人はいないわけ?」

「うん……あはは、きっとみんな自分の趣味を見つけたんよ」

寂しいのを我慢するように言ったのは、車椅子に乗ったショートカットの小学生くらいの少女、八神 はやて。

そして、揺れるツーサイドアップに括られた、天然パーマの金髪。140㎝後半の身長とは裏腹の、大きな胸に童顔。何故か片手で“超特大サイズ”のハヤシライスを持った少女こそ――ジャンヌの相棒(クイーン)、リリィだ。ちなみに、事情があってジャンヌと同じ偽名である。

そんな彼女がなぜここにいるかは……まぁさて置き。超特大サイズのハヤシライスを軽々とテーブルに置いたリリィが、困ったようにため息を吐いた。

「まったくぅ、本当に趣味が出来たとしても、全員が主を放置するってどうよ~?」

「わ、私は平気やって――いたっ!!」

「そんな寂しげな表情しながら言われても、説得力ゼロだよ」

放たれたデコピンに可愛らしく頭を押さえるはやてを見て、さてどうしようかとリリィが思案し……ふと、壁に立て掛けられた楽器ケースを手に取り、そこから明らかに安物では無いバイオリンを取り出した。

「じゃあ、気晴らしに一曲弾かせてもらいましょうか」

「なぁリリィちゃん。前から思っとたんやけど、そのバイオリンってどれくらいの値段なん?」

今までも何度か見ていたが、そういえば値段までは訊いたことがなかったなぁ、とはやては何気なく訊いてみた。

が、返ってきた答えは軽い口調とは裏腹にとんでもない物だった。

「えぇっと……ジャンヌが言うには、確か『ストラディバリウス』に匹敵するくらいだから――数億はくだらないんじゃないかな?」

「す、数億……!!」

そんな品が、人の物とはいえ自分の家に在った事に驚愕すると同時に、ある事に気が付いた。確か彼女が持っているそのバイオリンは、彼女がよく話に出す『ジャンヌ』と言う人からの預かり物だったはず。と言う事は、だ。

「……そのジャンヌさんって人、リリィちゃんを信頼しとるんやね」

「まぁ、ずっと一緒に旅してる仲だからね」

「それだけなん?」

「それだけ……じゃ、なければいいんだけどね」

あはは、と曖昧に笑うリリィ。嫌われてはいない、だが恋愛的な意味で好かれている、と言う保証もない。

――だからこそ、こうして距離を置いて見たのだが、今思うと相手の状況が分からないのだから本末転倒な気がしてきた。

「なぁなぁリリィちゃん。そのジャンヌさんって言う人の話、聞かせてくれへん?」

「ジャンヌのこと? まぁ容姿から入ると……間違いなく“男の娘”だね、アレは」

「男の子?」

「違う違う。男の“娘”だよ」

正直、発音の違いなど無いのではやてに言っても分からないのだが。そこは本人に会った時にでも、理解してもらおうとリリィは割愛する。

「でもね、性格はそんじょそこらの男より男らしいよ。いろいろと器用で、頭も良いし……でも、案外寂しがりやでね。だから――」

――私だけはずっと、味方でいてあげようって……そう思ったんだ。

眩しく、誰もが見惚れる程に美しい慈愛の笑みを浮かべるリリィ。あの時決めた、彼が『ジャンヌ・ダルク』になった瞬間から。私は……ずっと彼の味方でいようと。彼を守るためなら、例え核弾頭搭載の大陸弾道ミサイルだろうが、恐怖の大魔王だろうが戦ってやる。
そう、今尚不変の誓いを立てたのだから。

「……好きなんやね、その人のこと」

「うん、ずっと昔から愛してる……言葉にするのは、ちょっと恥ずかしいけどね」

だからいつか、彼の前で言えれば良いな。そんな事を思いながら、彼女はバイオリンを手に取り、言い、奏でる。

彼女の友人と同じ名前を持つ、その独奏曲を。

「それはお聞きください。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲。管弦楽組曲第3番ニ長調、第ニ楽章アリア――」

「――通称、G線上のアリア」

言葉を引き継いだのは、八神家にいる人物ではなかった。演奏が始まってから少しした時、離れた病院の一室から、リリィと同じ説明を言いベットから窓を見る彼を、隣で花を変えていた女性がそれを聞き反応した。

「ん? なんだそれは……バイオリンの曲か?」

「まぁ、バイオリン限定じゃないですけど……聞こえません?」

「聞こえん。お前、どれだけ耳が良いんだ」

呆れ気味に言いながら、女性はポニーテールの髪を揺らし彼に向き直る。そして金色の髪を微かに揺らし、まるで女性の様な容姿を持つ彼が、笑いながら言った。

「そういう貴方は、もうちょっと物事を深く考えたらどうです? 頭は良いんですから」

「……それは、私が突撃バカだと?」

「違うんですか?」

……否定できなかった。ただ、頭を使うのは将たる私ではなく参謀の役目――とまで考え、普通役割的に自分ではないか? と思い彼女は再びへこんだ。

そんな普段は凛々しい彼女が、見事な百面相を披露しているのを見て可笑しそうに笑った。

「ふふっ、そんなに悩まなくても……今日は来てくれてありがとう――シグナムさん」

「なに、お安いご用だ。刹那」

――物語は、歪んだ形に加速する。

翼が羽撃たく。時間を、空間を、自在に作り替え超越する純白の翼が。

「テメェ……何者だ!?」

光り輝く2対の翼を見て、紅の鉄騎――ヴィータが叫ぶ。相対する者は、金色の髪と首に巻かれた白いストールを揺らし、帽子の下の蒼い瞳で少女を射ぬき――歪んだ物語を加速させた。

「名前を訊いているなら、お答えしよう。『双天の魔法使い』――紅(くれない) 刹那(せつな)だ」

魔法使いが、魔導師が、騎士が、様々な者が入り乱れるこの歪んだ物語は――誰にも予測できない。

歪んだ物語は……加速する。
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  1. 2012/08/10(金) 00:10:34|
  2. 魔法少女リリカルなのはA's
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

流石にシグナム達と比べたらフェイトではry)

しかし和やか(?)な場面から一転刹那……如何なるのか気になります。
  1. 2012/08/10(金) 00:50:21 |
  2. URL |
  3. フルカスタム #nJlylIdQ
  4. [ 編集 ]

>フルカスタムさん

いやまぁ、フェイトもスペックは高いんですけどね(笑) まぁ出番に恵まれないとはこの事(オイ)

このお話がどうなるか……個人的には、あと5話くらいで終わらせられれば良いなぁ、なんてww

では、次回をお楽しみに!!
  1. 2012/08/27(月) 00:18:01 |
  2. URL |
  3. いかじゅん #3/2tU3w2
  4. [ 編集 ]

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